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医師は平均何回くらい転職するもの?

医師が転職をするということは、人生の中でも大きな転機になることは間違いありません。
そのため、とても慎重になるという方がほとんどでしょう。

そこで、医師が生涯で転職をする回数、そしてそのタイミングについて調べてみました。
転職をお考えの医師のみなさんは、ぜひ参考にしてみてください。

まず、医師の生涯における転職回数ですが、だいたい平均4回という数値になります。
4回と聞くと、意外と多いと感じる方も少なくないのではないでしょうか。
会社員でも4回の転職となるととても珍しいと言えます。

医師の場合、経験を積んで実力を身につけたあと、キャリアアップを目指して転職をするケースが多いです。
上昇志向のあらわれであると考えられます。
また、転職の際はエージェントなどを利用することが多いでしょう。

タイミングについては、だいたい30代から40代に多い傾向です。
この年代は上記のような実力が付く頃で、将来の医師像を模索し始めるケースが多くなります。
また、どのような医療機関に転職をしても実力があるため即戦力となりえることから、転職におけるその年代の需要も非常に高くなっているというのが一般的な見解です。

ただし、大学病院などの医局の場合はこの限りではありません。
卒後そのまま入局し、転職回数が一回もないという医師もたくさんいます。
その理由としては、大学病院は慢性的な医師不足に悩まされており、転職を引き留められることがあるためです。

常勤医師から非常勤医師への転職を考える

医師の働き方として、
・常勤
・非常勤
というスタイルがあります。
常勤は夜勤を含む交代制の働き方で、非常勤は日中のみといった限られた時間のみ働くというものです。
メリットを考えるとどちらにも挙げられるものがあり、たとえば常勤ならば夜勤手当がつくのでお給料が高くなり、非常勤は規則正しい生活が送れる、など。

では、常勤医師から非常勤医師に転職する、という場合にスポットを当ててみましょう。
どのような事例があるのか調べてみました。

・家族に負担をかけない働き方をしたい
時給形式になってしまうので年収は常勤と比べると下がってしまうし保険料も上がってしまうが、自分らしい働き方を追求できる。
・掛け持ちが可能に
非常勤で働く最大の魅力は「時間の融通がきく」ということ。
そこを最大限生かして掛け持ちをし、症例数を積んで経験値を上げることに成功した
・自分の都合に合わせて働ける
「この曜日は絶対に休みたい」とか「働くならこの時間帯だけ」など、シフトを調整することが可能。
自分の時間や家族の時間をしっかりと持てるようになったので家族からも喜ばれている。

といったものがありました。

一般的な見解として常勤>非常勤というイメージがありますが、非常勤だからこそ見つけられるあなただけの働き方というものもあるのではないでしょうか。

医師が転職を考えるきっかけとなる職場環境について

医師が転職を考えるきっかけは少なくありません。
それが医局(大学病院)であればなおさらその可能性は高くなるでしょう。
では、その”きっかけ”について、さまざまな観点から事例をご紹介します。

・職場環境
医師不足でまともに休みが取れない、多忙すぎる、週の半分以上が当直といったことなどが該当します。
これから先も続けていくには職場環境はとても重要ですので、退局の大きなきっかけになってもおかしくないのです。

・給与体系
単純に仕事量に見合った給与が支払われない、医師としてキャリアアップをしているにも関わらず給与が上がる見込みがないなどが当てはまります。
給与は労働の対価として支払われるものですから、「給料が少ない」ということが退局理由であることは恥ずかしくありません。

・人間関係
同僚との人間関係が悪い、他の医師から一方的にライバル視されている、職場内いじめがある、というケースも。
そのような場合は改善の見込みも薄いですので、早々に手を切ることがおすすめです。

・医局とのしがらみ
医局は大学病院ゆえ特殊な環境にあり、すべての医師が上手くやっていけるとは限りません。
教授を目指していない、臨床を増やして医師として腕を上げたいという方には向かない職場と言えるでしょう。

医師が老後の生活を考えて転職を検討する時

医師のみなさんは、老後の生活に不安をお持ちではありませんか?
人によっては意外に思うかもしれませんが、多くの医師が老後について何らかの心配事を抱えていると言われています。
それは仕事面はもちろんのこと、経済的なことなどさまざま。
特に「医師年金について、老後資金について」というキーワードで検索されることが多いです。
やはり公的年金だけでは不安が多い、こんな社会だからこそ今からしっかりと蓄えておきたい、と考える傾向にあります。

そんな、老後を見据えて転職をと考えている医師は、「非常勤」を避けることが一般的です。
非常勤は急患で夜中に呼び出されることや電話がかかってくることがまずありません。
そのため、体力的・精神的なストレスが少ないと言われています。
ただし社会保険や福利厚生と言った「将来的な」メリットが少ないことも事実。
常勤と非常勤の掛け持ちなら金銭面もアップしますが、非常勤のみ、というのはややリスキーです。

また、逆に今大きな注目を集めている再就職先が「老健施設(介護老人保健施設)」。
要介護度1から5の方のリハビリやケアサービスを目的とした仕事です。
需要が増えていることもあり、高い給与面が期待できます。

医師が将来のキャリアを考えて転職を考える時

医師なら一度は考えたことがある、「キャリア」について。
自分自身の医師人生のキャリアについて考えたときに、何を思いますか?

”今の環境ではキャリアアップ・キャリアパスが見えない”
こんなことをふと考える方もいらっしゃるでしょう。

ただし、その後全員が新たに動き始めるというわけではありません。
結局現状のまま何も変わらないことを選ぶ医師もいます。

その一方で、自分のキャリアをより上げるために転職する医師が非常に多いという事実を情報として知る必要があると思い、記事にしました。
専門医としてより経験を積めるのは今の環境ではない、将来に備えてより有利な資格を取りたい、このように考える医師ほど転職という道を選ぶ傾向にあるということも事実です。

もちろん、何が正解ということはない世界。
ひとつ言えることは、「今の環境で思い描いている医師生活を送ることができるか」ということにスポットを当てる必要があるのではないだろうか、ということです。
転職には時間、労力、勇気、他にもたくさんのことが必要ですが、”なりたい先生”に少しでも近づくための努力も重要と言えるでしょう。

転職=悪ではないですから、あくまでもキャリアに焦点を当ててみることをおすすめします。

医師が医局から医局外病院への転職を考える時

私は、現役医師として某医局で働いています。
ですが、正直なところこのままここで働き続けることは難しいと感じ、その後について考える現在。
理由としては、
「医局人事や医局の人間関係という宿命から逃れたい」
というのが一番です。
同じように医局で働いている方はご存知だと思いますが、本当に人間関係が複雑で面倒なもの。
そう、こんな考えを持っている医師はあなただけではなく、私だけでもなく、世の中にたくさんいます。

医局を退局し、転職したいという他の医師はどのようなときに転職したいと感じるのか。
それは人により異なるものですが、一例をあげると、
・教授というポストに魅力を感じなくなった
・より患者との立場を近づけたい
・臨床を数多くこなして医師としてスキルアップを目指したい
というものがあります。

ただし、唐突に「今日で辞めることにしました」と伝えるのはタブー。
医局は特殊な環境であるからこそ、辞め方に特に気を配らなければなりません。
一番気を付けたいのは”退局理由”で、その次に”伝える時期”であると言われています。
前者はあくまでも「個人的な理由」ということを押し通し(人間関係などには触れないこと)、後者については最低でも一年は見ておくと良いでしょう。